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ビジネスのグローバル化、データ容量の増大高速、安全、確実なデータ転送が、業務スピードを加速させる

大容量データ高速転送(コラム)

いわゆるビッグデータをはじめ、高解像度の映像や画像、CADデータ、ゲノム・データなど、データ容量は増大の一途をたどっています。一方で、ビジネスのグローバル化により、世界中でデータを移動させ共有する必要に迫られています。こうした時代において、大容量ファイルや大量のデータを、企業や国を越えて高速かつ安全、確実に転送できることが、業務スピードの向上と企業競争力の強化につながります。

大容量データを遠距離に高速に転送する「IBM Aspera」

例えば、東京駅から品川駅まで電車で行くときのことを考えてみてください。在来線と新幹線という選択肢がありますが、ほとんどの人は在来線を選択するでしょう。これが、東京駅から新大阪駅までとなると、ほとんどの人が新幹線を選択するはずです。つまり、目的地までの“距離”と、到着するまでにかかる“時間”が重要だということです。
同じことは、「データ転送」についても当てはまります。大量のデータを送る際、転送距離が短ければFile Transfer Protocol(FTP)でも、あまり時間がかかりません。しかし、遠距離になると、転送時間が長時間に及ぶとともに遅延が発生するため、業務が停滞してしまいます。このような遠距離に大容量データを高速に転送する際に有効なソリューションが、「IBM Aspera」(以下、Aspera)です。

特許技術「FASP」による高速、安全、確実なデータ転送

Asperaは、特許技術である独自プロトコルFast Adaptive and Secure Protocol(FASP)を用いており、Transmission Control Protocol(TCP)の代わりにUser Datagram Protocol(UDP)によるデータ転送を行います。
TCPによるデータ転送は、送信側と受信側で正しく確認・応答が行えたときのみデータを転送する3ウェイ・ハンドシェイクと呼ばれる手法により接続が確立されます。データを転送するたびに確認・応答が必要になるため、転送されたデータの信頼性は高いものの、データ転送に時間がかかり遅延の影響も受けやすくなります。
一方のUDPは、データを転送するときにTCPのように確認・応答を行わず連続してデータを送り出すため、遅延の影響を受けにくく高速にデータを転送できます。FASPでは、受信側に正しくデータが転送されているかどうかをモニタリングする仕組みを搭載することで、転送されたデータの信頼性を確保し、高速かつ確実なデータ転送を可能にしています。
そのほか、ユーザー/エンドポイント認証(SSH)や暗号アルゴリズム(AES-128)の採用、連邦情報処理標準(FIPS)への準拠、データ/ファイルの暗号化など、強固なセキュリティーも特長です。また、動的・静的な帯域制御、リアルタイム優先度制御、システム全体のモニタリングやレポーティングなどの機能により、優れた帯域幅制御機能を実装しています。

データ転送時間が10時間から26分にSDKで自社アプリに転送機能を搭載

Asperaは、すでに世界各国の2,100社以上の企業に導入されています。導入した企業では例えば、「10時間かかっていたファイル転送時間を26分に短縮」「メディア集配信のブロードキャスト処理を6日から1.5日に短縮」「ファイル転送におけるネットワーク帯域幅の利用率を2%から99%に向上」といった効果を上げています。
また、ソフトウェア製品であるAsperaは、ハードウェア・アプライアンス製品に比べてシステムへの展開が容易という特徴があります。多彩なラインアップが用意されており、1対1でも不特定多数との間でもデータ転送が可能です。さらに、ソフトウェア開発キット(SDK)が提供されているため、自社のアプリケーションにAsperaの機能を容易に組み込むこともできます。
■Asperaテクノロジーの特徴 FASP‐Asperaベンチマーク例
■Asperaテクノロジーの特徴 FASP‐Asperaベンチマーク例

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